TTIC協定留学について
TTICとシカゴ大学が開設している、情報科学(Computer Science)、物理(Physics)、化学(Chemistry)などの科目を履修し、世界最先端レベルの高度で多岐にわたる内容を自分の関心および学力に応じて、集中的に学ぶことができます。
募集概要
留学先 | 米国、TTIC |
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募集人員 | 数名 ※成績、TOEFLスコアによる参加基準あり |
対象者 | 大学院生(修士・博士) |
期間 | 原則として1年以内 |
単位 | 最大10単位まで単位認定可能 |
研修内容 | 【受講科目例】
【協定留学生の研究テーマ例】
【指導体制】 履修は、週2回(各80分)または週3回(各50分)の講義と理解を深めるための宿題や演習により、短期間に高度な専門レベルの知識の吸収を可能にします。情報科学の研究では、TTIC教員による、高度な研究レベルの個別指導があります。 |
体験者の声
修士課程1年 制御システム研究室
柳井 佑太さん
豊田工業高等専門学校[愛知県]出身
■留学期間 :2022年9月16日-12月19日(3ヵ月間)
1.TTIC協定留学参加に向けて
私は制御システム研究室で、制御システムの最適化に関する研究を行っています。授業で深層学習や機械学習について学ぶ中で、自身の研究内容にディープラーニングの手法を取り入れたいと思い、最先端の研究を行うTTICで学んでみたいと思いました。
以前から海外留学は視野に入れていたので、「TTIC留学奨励制度※」を活用し、学部4年次から1年半の間、ほぼ毎日オンライン英会話を受講していました。また、国際交流スペースの
iPlazaを活用して、週に1回はマンツーマンレッスンや、ネイティブ教員と学生で行うディスカッションに参加して常に英語に触れられるようにしていました。努力を続けた結果、TOEICの点数が900点を超えました。学内にいながらいつでもネイティブ教員と話せる環境があることが、本学のとてもありがたいところだと感じています。また、奨学金制度も充実しているため、留学に必要な渡航費・滞在費を給付していただき、経済的な面でもとても助かりました。
2.現地での生活スケジュール
月-木まで授業を2つ履修し、予習して授業を受け、その後、課題について学生間でディスカッションを行い、その後は自分で課題に取り組むというハードで充実した毎日を過ごしました。毎週金曜日は研究トークセッションが開催され、在籍する研究室以外の学生とも交流できる有意義な時間となりました。
3.TTICで受けた刺激
留学前、修士1年の前期にTTIC教員による本学の授業をオンラインで受講し、機械学習についての勉強をしておいたので、現地の授業はそれなりについていけました。しかし、なかなか質問までは思いつかない中、TTICの学生からはすぐに意見や質問が飛び交い、その積極的な姿勢に何より驚きました。また、TTICの学生は、説明を理解するスピードも速く、疑問点はすぐに解消して理解を深めていこうとする、学ぶ姿勢そのものが優秀だと非常に刺激を受けました。
授業で出される課題も難しく、幅広い知識と、課題を解くためのさまざまなアプローチ方法が問われるような内容でした。課題の答えを求められるのではなく、答えに行きつくまでのプロセスが重視され、その方法について学生自身に考えさせようとするものでした。先生との交流も盛んで、授業を理解できるまでしっかりサポートしてくれる環境だったので、レベルの高い内容でしたが、困ることはありませんでした。
4.今後の抱負
今回の留学で学んだ新たな分野の知識や英語力を活かし、将来は"グローバルな視点"で日本の産業に貢献していきたいと思います。また、自身が行う最適化の研究において、これまで取り入れられてこなかったディープラーニングの要素を取り入れることで、新たなアイディアや手法を生み出したいと、今後の研究のモチベーションにもつながりました。