豊田工業大学

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総合研究教育ユニット

非圧縮性流れ、定温度型熱線流速計、LDV、PIV、受動的/能動的流れ制御

複雑流れの現象解明と、目的に沿った流れ制御法の開発

研究背景

航空機、高速鉄道車輌や高層建築物等の物体周りの流れや、管路、エンジン等の内部の流れを詳しく理解することは、これらの設計、性能改善や安全性、経済性の向上の面から重要です。本研究室では、これらに関連した多様で複雑な流れ現象を解明し、その流れを目的に応じて制御する方法を、各種の風洞実験やコンピュータによる数値解析などの手法を用いて現象論と理論解析の両面から研究しています。

空気力により変形・振動する弾性翼の空力性能および翼周り流れ構造の解明

流れ中に置かれた柔軟な構造物に生じる変形・振動と空力特性との関係を明らかにすることを目的とし、柔軟な素材で作られた平板翼の全迎え角空力特性およびその変形・振動の測定などを行っています。また、これらの結果から、弾性翼に生じる振動の形態、翼の剛性により空力特性が大きく影響を受ける翼周り流れの条件、空力特性が改変される機構について明らかにしています。

受動的/能動的流れ制御法の開発

本研究では、従来から数多くの研究がなされている基本的な流れの一つである後方ステップ流れを対象とし、数十m/sの低速流中に置かれたステップエッジ部近傍から周期変動噴流を付加して、その周波数、噴流速度を広い範囲にわたって変化させ、再付着点位置の変化に着目して噴流条件の影響を明らかにします。さらに、ステップ後方の速度場、渦度場等の時間平均流れや、付加された変動噴流周波数に同期して生じる周期的な組織流れ構造の詳細を明らかにし、周期変動噴流によってはく離・再付着流れの状態が改変される機構を解明します。

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